2006-2-13更新
ハガレン原作感想：４０話まで
これまた、リアルタイムの感想ですので、勘違いはご容赦を
第７巻（２６話〜２９話） 第３４話 第３５話 第３６話 第３７話 第３８話 第３９話 第４０話
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第７巻（２６話〜２９話） 2004/3/28 実は、連載を追いかけ始めたのは２９話からなので、２６話〜２８話は７巻で初めて読みました。以下、各キャラごとにまとめて思ったことなど。 エド：見開き＋αにわたるぶちきれっぷり（２８話）に惚れ直しました（笑）。あのちっこい身体のどこからあれだけの声量が出るのかと。いやいや。今回、グリードに指摘されたこの子の性格「自分が傷つくのは平気だが、身内が傷つくとぶちきれる」というのは、まったくそのとおりだと私も思うのですが、となると、身内とはいわないまでも好いてはいた、ヒューズさんの死を知ったときの、この子の反応が思いやられます・・・ アル：おっとり優しいアル君ですが、今回は「なんのかんのといってやっぱりエドの弟」ということを思い知りました。誘拐されているのに、じつに図太いです。 イズミ師匠：「主婦だ！！」に尽きます・・・師匠つよい、師匠無敵。 グリード：予想以上にかっこよかったですねえ。消えキャラとしてはもったいないくらい。エドと大バトルになってしまいましたけど、なりゆきが違えば、けっこう気があったかも知れません。しかし、エドに取引持ちかけるのに、アルを誘拐して師匠に怪我させたってのは最悪ですな。話を持っていく順番を、間違えましたね。 合成獣の皆さん：予想外に前向きなのがいいですねえ。死んでいたはずなのに拾った命と思えば、前向きに生きられるわけか。要は気の持ちようなのかも。 大総統：アロハシャツが異様にお似合い。毎度毎度メロンやスイカでエドをおちょくって遊んでいるとしか思えないのですが、戦闘時は無敵。動体視力と反射神経が人外生物か。しかし何を考えているんでしょうねえ、このおっさんは。この巻の最後から連載で、実は人造人間ラースであることがわかったのですが、おとなしく「お父様」に服従しているとも思えないぞ。グリード以上に。とにかく今後に注目です。 第３４話 2004/4/11 エドたちは妙な新顔つきでセントラルに出発。エドとペースがあっているのかいないのかよくわかりませんが、あれで１５歳とは、ラッセルも顔負けのふけ顔ですよ、リン。 そして６６情報からヒューズの死の真相に近づく大佐と、その周りでうごめくホモンクルスたち。今回の見せ場は、大佐とアームストロング少佐の会話＆回想です。先に出たアニメ１５話を思わせる回想。エドについてきついこといってる大佐ですが、その実、ひっぱりこんだ責任を一番感じているのも彼でしょう……会話している場所はともかく（笑） おかげでまずロスさんがえらいことになってますが。 そして今度こそはと思っていたのに、またひっぱられてしまったヒューズの死の知らせ。でも、もう次回は確実です。役者がセントラルに揃って、一気に凄い展開が待っていそう。これでエドがハボックの「彼女」の顔を見たりした日には…… 第３５話 2004/5/15 思わず「甲斐性なし・・」と突っ込んでしまいました、あの大佐（笑）。前回アームストロングさんに偉そうなこといってたのは、どこの誰ですか。まったく、しょーがない男ですねえ。よっぽどエドがかわいいとみえる。 でもね、あんたがいわんで誰が言うのよ。そのせいで、一番まずい形でばれちゃったじゃないですか。この落とし前をどうつけるつもりなんでしょう。 でもあれは、死んでない方に賭けますね、私は。この男が上層部の説明を鵜呑みにするとは思えないし、片づけるにしても問答無用でやるとは思えません。本人に直接問いただしてからにするでしょう。 いまはともかく情報がほしいところなんで、ああやって認識票でしか遺体確認ができない状態で「死んだこと」にして（ついでに自分の手柄も稼いで）、どこかで本人を問いつめてるんじゃないかと。それぐらいの芸当は平然とやってのけますよ。 ただ、それをいちいちエドに説明するとは思えないので、次回どうなることやら、と・・・「軍部祭り」リターンマッチになってしまったら、どうしよう。 第３６話 2004/6/12 ・・・・・バカ大佐。 今回のヒットその１：エドには殴られかけ、アルには詰め寄られ、アームストロングさんには言葉の裏で責められ、鑑定医には嫌味をいわれながら、一人悪者ぶってるマスタング大佐。 しかし、今回で、殺してない方に一万センズ（賭け金があがった）。ロスさんのことを「洗いざらい」調べ上げてるんだから、歯の治療跡ぐらい偽造可能。 それにしても高級テクだ。ヒューズとマスタングの親友関係は皆が知っていることだから、そのヒューズを「殺した」ロスさんをマスタングがあそこまで「燃やしても」、皆、親友を殺された恨みだと思って疑わない。その裏の真実の目的「遺体の鑑別を不可能にする」は見事に隠されてしまうわけですね。ホモンクルスたちに対してさえ。さすが、大総統になると思い決めている男だけあります。 しかしこういう腹芸を、エドやアームストロングに求めても無理だし、それがこいつらのいいところだとマスタングもわかってるので、当分、説明なしで誤解されっぱなしでしょうね。 ラストの言うとおり、エンヴィー、詰めが甘いです。殺した、殺してない、どちらにしても、マスタングは全然納得していませんよ。本当に「親友の仇をとった」と思ってたら、あんな顔してませんって。 そして当然、今後もおとなしくなるわけがない。 今回のヒットその２：グレイシアさん。ああ、あなたは私が思っていたとおりの女性でした。さすがは、あのヒューズがベタ惚れしていた奥さんです。 かくしてエドは、タッカー事件（第５話）以来の落ち込みっぷりです。「もう、何を信じて進んでいいのか、わかんねーや」。「人を犠牲にしてまで元の身体に戻るべきか」という命題はアニメ２２話と共通しますね。「犠牲」の意味が少し違うけど。 あのときはスカーが登場して立ち直りに向かいましたが、今回はさて？ もしかして今回も？ さて次回は６６とリン編かな？ いつのまにやら妙なコンビになってしまいましたけど。客も増えて、潜伏中のファルマンの苦労は増えるばかり・・・・（でもシンの国について、６６は何か知ってそうだな） 第３７話 2004/7/12 「仕事中に軍の回線で女と電話する」ってあなた、「仕事中に軍の回線で女房と娘の自慢をする」男の親友ですよ、あれは。 大佐の部下一同、大活躍の回であります。なるほど、あの男がわざわざ選んで中央に連れてきただけのことはある。ホークアイさん以外は本格的な戦闘シーンは初めてだけど、ハボックも、ファルマンも、連絡係フュリーもやりますねえ。彼らもそれぞれ過去にいろいろあったんだろうなとまた妄想が（笑）。まあ有能なおかげで、労災申請したいくらい大佐にこき使われるわけですが。でも恋人は労災では下りないと思うよ、ハボックさん。 それにしても大佐、派手な釣りですね。６６が出歩いたのを逆利用して、網を張りますか。絶好調だわ・・・最後がえらいことになってますが。ただ、まだ一人出てきていないんでね。 ああそれにしても、原作版の６６は楽しいですね。自分の身体が出てきて、こういう反応が出るとはホモンクルスも思うまい（笑）だんだん気に入ってきたわ。 ここにきて初めて、ホモンクルスとまともにやりあえるかもしれない相手登場＞東方の皆様。とりあえずエンヴィー相手でどの程度のもんか見せてもらいましょう。特にリンね。ラン・ファンが信号上げたから、次回踏み込んでくること間違いなし。一緒にアルがくっついてくるかもしれないけど。 一方、アームストロングは宿で落ち込んでいるエドを無理矢理誘拐・・・できたのかな？こーれーは、リゼンブールに誰かさんがかくまわれているとみましたね。アームストロングがやたら元気だもの。 第３８話 2004/8/11 大佐の回です。前回発表のキャラ人気投票で１位のエドに５千票近い差をつけられたうっぷんを晴らしているのか（笑）、ここぞとばかりに縦横無尽の大活躍です。ホークアイを食べかけたグラトニーは容赦なく「焼豚」（エンヴィー評）にするわ、ラストに水ぶっかけられても酸素と水素にしてしまうわ、と錬金術戦も絶好調なら、バリーが暴走すれば即座に作戦変更して乗り込むわ、そのくせ一般向けのいいわけもちゃんと考えている頭の良さ。この臨機応変ぶりを見るに、戦闘指揮官としても間違いなく一流です。イシュヴァールで相当な経験しているらしいことは、今回の「近くに焼死体があると」発言でよくわかったしね。 今回やアニメ４３話を見るに、大佐の錬金術は酸素を初めとする可燃ガスの合成や制御のようですね。発火点は、別にあの手袋でなくても、ハボックのライターやマッチでもいいわけだ。錬成には手袋いるけど。 そして、いつの間にバリーやリンと話つけてたんだこの男。おかげで予想通りアルまでくっついてきましたが、その思いをくんでちゃんと連れて行ってやるあたり・・・・うん、いい人だ。きっといいことがあると思うよ。とたんにホモンクルスの貴重な情報がついてきたしね。今回の最後でまたまた、ハボックと二人でえらいことになってますが・・・アニメの４３話がロイエドファンが泣いて喜ぶ展開なら、原作のこの回はハボロイファンが泣いて喜ぶ展開だな、うん。 一方、いくらエンヴィーが化けても見分けてしまう東方の方々。ランファンなど、エンヴィーに太刀打ちできる強さときた。あれ？ そのランファンに、まあ殺す気はなかったとはいえ、３３話では勝ってしまったエドなので・・・なるほど、１３話ではエドの機械鎧が壊れていて、ほんとにラッキーだったのかも知れませんね、エンヴィー。 原作では「賢者の石を核として作られた」ホモンクルス。人体錬成と関係があるのかどうかはわかりませんが。ラストのおしゃべりのおかげでかなり事情がわかって参りました。でーもーね、確実に殺せると思ったらこういうことをしゃべっちゃうあたり、エンヴィーのことを詰めが甘いなんていってられませんよ、ラストさん。 ところで、エドとアームストロングとブレダはどこ行ったんだ〜？ おまけ：映画のポスター。こ、これ、誰？ エ、エドですよね、やっぱり・・・・年齢と、身長いくつだ？ それとも、ま、まさかアニメ版ホーエンハイム親父の若い頃？ どういう映画作る気だ？？？ 第３９話 2004/9/11 大佐の回その２。３３話から続く６６情報からの「大佐の真相究明編」ひとまずの完結です。 いやもう今回ばかりは、マジで死んだかと思いましたわ＞大佐。すれたモノカキの嫌な見方からいえば、副主人公がこんなとこで死ぬはずないんですが、最初の数頁はそんな計算も忘れて焦りました。しかし、「焼いて止血した」なんてあなた、そんな無茶は・・・さては戦場でやったことあるんですね。なるほど、左足なくしたまんま弟の錬成やったあのエドと喧嘩するほど仲がよい（笑）わけです。今回ではっきり暴露されましたが、クールな顔してますが、実は身内に手を出されるとぶち切れる、って本性もそっくりだしね。類友ですね、類友。 しかし、たらしなところもあいかわらず。人間ばかりか最後にはホムンクルスの女（ラスト）にまでお気に召されちゃって・・・ハボック哀れ。そしてあのラストがこんなところで死ぬとは〜！！ しぶとそうだったのに！！ アニメで死んでしまった、と思ってたら、原作もか！ こうしてみると、グリードがいっていたとおり、ホムンクルスといえども不死身ではない。原作のホムンクルスは賢者の石が命なのですが、それが尽きてしまえば死ぬのですね。 今回の大見せ場その１はこの大佐ですが、それに次ぐのがアルフォンス。鎧の体と錬金術で、ホークアイ庇って大奮戦です。マスタングが死んだと思ってぶち切れるホークアイさんも凄いですが。その裏で、アルの魂と体についての大いなる心配も出てきましたが・・・拒絶反応、か。「人柱」は「門」を開けた（＝錬成陣なしで錬成できちゃう）奴でないとだめだ、とか。 一方、リンとエンヴィー編では最後に残っていたホムンクルス「プライド」が初めて本格登場。声だけだけど。あのエンヴィーも「小童」よばわりとはどういう奴なんでしょうか。言葉面丁寧ですが言うこと怖いし的をいてる。確かに雑だよエンヴィーくん。ここで目撃者込みで山ほど殺しちゃったら、また、このマスタングみたいに「真相を突き止める！」って奴が出てくるでしょう？。そのせいで結局ラストまで殺されちゃったんだから、帰ったらお仕置きが待っているでしょう。たぶん、このプライドがホムンクルスの中では最年長なのではないかな。そして、２４話で大総統としゃべっていた謎の人物はこいつですね。そして大総統・・・あんたは、いったい何考えてるのですか。是非ともホムンクルスの常識をうち破る予想外の行動を期待したいですね。 さてこれで、大佐とハボックは仲良く救急車で運ばれて、入院しながら情報整理ですかね。そして主役！ ２回続けて１コマも出番なし。なんか、リゼンブールに帰ったら予想外の人物にでくわしそうな気がするんですけど。 第４０話 2004/10/11 ２ヶ月ぶりに「誘拐された」主役登場。どこまで誘拐されたかと思えば、ブレダさんまでくっついてクセルクセス遺跡まで。そしてやっぱりロスさん生きてたし、まったく「あのクソ大佐」（笑） しかし、この錬金術発祥の地とおぼしき遺跡。今回のお気に入りカットはこの遺跡を見上げているエドなんですが、そういえば「完璧な人間を作ろうとして一夜で滅んだ東の国」って伝説があるんでしたよね、アメストリスには（２１話）。この伝説と「東の賢者」と「西の賢者」はどうも「お父様」やホーエンハイム親父と因縁がありそうですな。 いま第二の難問は、ラースこと大総統が何考えてるのか。このおっさんのいうことはまったく額面通りに取ってはいけませんからね、たとえ「お父様」に対してさえ。マスタングに「門を開けさせる」ってそりゃ人体錬成させるってことですか？ まあ大佐は、今回ラースにもアルにも見抜かれちゃったように、エドと同類ですから、身内を殺されたらやりかねないところがあるけど、それならヒューズの時に既にやってしまっていそうだし。もしかしてハボック？ それともまさかまさかエド？ ……でも人柱候補を人柱にするのに人柱を犠牲にしていたら割に合いませんよね。それとも「門を開ける」方法は人体錬成だけではないのか？ というわけで、ハボックの足の方は、どうも大総統の陰謀ではないのかという気がちらりと。すっかりマスタングと漫才コンビになっているので、このまま終わるとも思えないのですが。 さて、いよいよ、ついに、５巻から名前だけ出ていたホーエンハイム親父が登場です。アニメと同じ「俺の家がない」は笑えましたけど、いま最大の難問は、この親父＝「お父様」なのか違うのか、ですね。顎の線とか顎髭とか金髪長髪とか、似てるんだよな。「お父様」が切り離した後、親父が出てくるし。いずれにしてもこの親父、不死かどうかはしらんが、不老であることは間違いなさそうで、とりあえず、見かけのおとぼけぶりにだまされちゃいけませんな。 そういえばもうひとつ、エドはさりげなくメイチャンとすれ違ってますね。だから、ものすごいドチビだって教えてあげなきゃ、カヤル……メイチャン、このままリゼンブールをうろうろして、親父に会ったりして。 |