2012/7/28
2013/8/12追記
自己紹介代わりのMy Favorite Charactersのページ
Milch Straßeに生息している軒しのぶってどんな人、というページです。
といっても、年齢性別職業なんて書いても面白くも何ともないので、
こいつがこれまでに、どの作品のどういうキャラクターにはまって「本を出す！」と騒いだかを、騒いだ年代順に述べていこうと思います。
あからさまに一定の傾向が……（笑）
１．ヤン・ウェンリー（銀河英雄伝説：田中芳樹）
いまさら新たに説明するまでもない、銀河英雄伝説の同盟側の主人公。黒髪黒目の二十九歳（本編初出時）で、後に同盟軍史上最高の智将となり、最年少の元帥になります。まあこの人については山ほど作品もフリートークも書いているので、そちらをご覧下さい。フリートーク図書館はこちら
もう二十年を越えるおつきあいですが、しかし意外にも、一番最初の銀英伝二次創作はこの人が主人公ではなかった。
２．ザヴィア（星の大地：冴木忍）
頭脳明晰、冷静沈着、冷徹非情、ついでに容姿端麗、と四拍子そろったレーンドラの宰相閣下。黒髪灰目の三十三歳。実は、（ちょっとネタバレなので反転）→無実の罪を着せられた天才科学者の父親ともども、もう一方の国ユハリシュを追放されたという過去を持ってます。←（ここまで）
とにかくまあ、手段は選ばないわ、凄腕のマキャベリストだわ、原作ではほんとに、とことん敵役です。大詰めに来るまでは。どういう人かを説明すると、あまりメジャーではない原作のネタバレにもなってしまうのが悩ましいのですが、銀英伝キャラにたとえると、外見言動はロイエンタール、やったことはオーベルシュタイン。でも私に書かせると、根はユリアンじゃないかといわれてしまいました。そうかもしれません。烈しい気性と鉄の意志の持ち主ですが、根は優しい人だと思うんですよ、この人。
３．エドワード・エルリック（鋼の錬金術師：荒川弘）
最初に見たのが會川版のアニメ（旧作の方）だったので、その七話ではまったなあ。こちらもいまさら説明する必要はありませんね。ハガレンページはこちら
私にしてはめずらしく、金髪キャラにはまった事例。ただけっこう、マスタング大佐との関係を書くのが楽しいので、純粋にこの子だけというわけでもないかもしれない。
４．千秋真一（のだめカンタービレ：二ノ宮知子）
こちらもいまさら説明する必要もないと思います。アニメ見てはまって、原作を大人買いしました。この作品の主人公。世界的ピアニストを父にもつ、指揮者志望の音大生で、才能もあるし、努力もするのですが、飛行機恐怖症で海外に行けない。まあけっこうなオレ様キャラなんですけど、のだめやら、シュトレーゼマンやら、峰やらに出会って成長していくところがいいですね。根っこに、自分を顧みなかった父親との葛藤があるのが面白い。
５．キース・アニアン（地球へ…：竹宮惠子）
ある意味、軒がはまるキャラクターの原点です。初めて見たのは劇場公開版アニメで、そのあとに原作を読みました。だからはまり歴は一番古い。ただ、本を出すと騒いだのは2007年に放映されたTVアニメ版最終回のせい。
この作品の、地球側、人類側の主人公。実は人造細胞から作られた機械の子供で、十四歳までは水槽の中で育てられる。頭脳明晰、冷徹非情なエリートで最終的には地球側の総指揮官になるのですが、TVアニメ版だとけっこうボケたところがあるのが目から鱗でした。考えてみれば、十四歳まで人間関係は白紙だものなあ……
ああ、「ロード・オブ・ザ・リング」がありました。これはもとから原作「指輪物語」にいかれていたうえに、第一部劇場公開時の字幕問題で切れて本を作ってしまった、という事例なので、あまりキャラクターはまり、というわけではないのですが……あえていうなら、フロドとアラゴルンですね。特に映画見てから、フロドは濃い髪だったのでなおはまり、アラゴルンは自分の血筋に悩んでいるあたりでまたはまり、で二次創作作ってしまいましたものね。指輪ページはこちら
６．真奥貞夫／魔王サタン（はたらく魔王さま！：和ヶ原聡司）
アニメからすっころんで、原作読んで頭まではまって、一ヶ月で本が出てしまった。悪魔を率いて魔界から、異世界の聖十字大陸エンテ・イスラに攻め込んだ魔王だったが、勇者との決戦に敗れ、落ち延びた先はなんと、現代日本の東京の笹塚であった。そこで一緒に落ち延びた部下アルシエル／芦屋四郎とともに、貧乏フリーターから再起を図る魔王様であったのだが、なんと勇者まで追いかけてきて……
とにかく、柔軟な状況判断力、頭の良さと、めげなさ加減とうたれ強さ、そして貧乏性がたまらないキャラです。加えて、いまだかつてここまで真剣に「王様」している魔王様を見たことがあっただろうか、と。いや人間の王様でもそうはいないぞ。
ほんと、はたらいてます、いろいろな意味で。人間としての見た目は二十歳ですが、実年齢は三百歳。（でも悪魔としては若いらしい）
こうして並べてみると、やっぱり一定の傾向が見えます。
１．黒髪キャラに弱い。これはもう理屈抜き。
２．頭がよくないとだめ（それもかなりのレベル。書くこっちが限界に挑戦させられるくらい）
３．年齢はあまり気にしない。少年にもはまるが、三十代以上も平気。これは銀英伝のおかげ。（まあいいかげん、本人もいい歳だし）
４．屈折してますねえ……根は優しいんだけどねえ……って人とか、優しそうに見えてけっこうきついよね……って人とか。
ま、そういうキャラクターが大好きだってことです、軒しのぶという人は。