閑話休題２　真田丸オリジナルサウンドトラック１

　突然だが、私はサウンドトラックが好きだ。はまったドラマやアニメのサウンドトラックはたいてい買ってしまう。そしてipodに放り込んで聴いている。ひとつにはこれをやると、いちいち映像を再生しなくても短時間で欲求不満が解消できる、ということもある。つまり音楽による回想療法である。映像作品は、鑑賞するのに必要な一定のまとまった時間をひねり出すのが難しいのだ。（といって文章だと、エンドレスで鑑賞して徹夜することになったりするから困るが）
　ということで２／２４発売の真田丸のサウンドトラック１も当然、買った。購入を決定づけた曲は三つある。OPと、第三回のラストでかかった曲と、第二回、三回で家康の登場シーンにかかった「家康のテーマ」（勝手に命名）
　劇伴がサウンドトラックになった際につけられてくる「曲名」もけっこう楽しみである。
　ということで、最初の一回で「この曲好きだ！サントラ買う！」と叫んだ第三回最後の昌幸と信繁の旅立ち、あるいは第四回の松の出発時にかかった曲。いずれも旅立ちの場面にかかっていたことから「旅立ち」とか「出立」とか、あるいはなんとなく風のイメージがあったので、そういう曲名がついてくるのかな、と思っていたら

　ふたりでひとつ

　うわああ、こうきたか。第七回の昌幸の台詞「源三郎と源次郎、ふたりでひとつなのじゃ」からきていることはいうまでもない。
　そういえば、第三回、最初にこの曲がかかり始めた場面は、父の言葉「あとは頼んだぞ、源三郎」で復活した信幸が、旅立つ信繁と語り合う場面だった。そこから昌幸と信繁の旅立ちの場面になる。第四回の場合は、安土へ旅立つ松が小者に扮して同道する夫の茂誠と微笑みあう場面もあった。こちらのふたりも「ふたりでひとつ」であるだろう。
　こうなってくると、今後のドラマで、この曲がどこに出てくるのか、チェックしたくなりますねえ。

　なお、もう一曲の仮称「家康のテーマ」は入っていなかったようだ。「家康という男」は似ているけれど違う。しかし「１」があるからには「２」もあるだろう。他の曲も、まだドラマ内で使われていない曲がありそうだ。曲を聴きながら、どの場面で使われるのかな、と妄想するのも楽しい。
　そんなわけで、ヘビーローテーションになりそうな、私のipodである。